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昭和40年代の中学生 第16話 [青春小説]

第16話

☆幸代のパンティー丸見え

ジョーケンの前に現れた女生徒は、幸代と言って色白で目がパッチリ。
髪の毛もカールしていてフランス人形の様に可愛かった。
こんな女生徒と付き合ったら、連れて歩いても鼻が高い。
ジョーケンの姉と幸代の姉が、3歳上で友達だったらしい。
幸代の姉は、ジョーケンの家に何度が遊びに来ていた。
ジョーケンと同じ歳の妹が居るとも言っていた。
幸代の姉は、ブスである。
とてもじゃないが、付き合うのは遠慮させて戴きたい。
どうして、妹の幸代はこんなに可愛いのか。
神も罪な事をする。

幸代の友達で、広瀬美子と言う女生徒がジョーケンのクラスでジョーケンの前の席に居た。
何時も、不細工な顔をジョーケンに向けて馴れ馴れしく話して来る。
幸代がジョーケンを知っているらしい事を、不細工な美子は喋ってくる。
名前は美子だが、本当に不細工でブスなのだ。
爬虫類に近い顔付きだ。
可哀相に。
美子に、幸代は可愛いねと聞くと、そうでしょ何てすまして言っている。
ブスには簡単に話し掛けられるのに。
美人には、話し掛けれないジョーケンだった。

美子によると、幸代と姉は母上が違うと言っていた。
姉の母上は、亡くなったらしい。
畑が違うと、取れる物も違って来るのは本当だ。
可哀想な位に、思ってしまう。
美子は、無類の放送局でジョーケンと幸代の噂が広まって行った。
ジョーケンは、幸代と話をした事も無いのに。
それでも、隣のクラスに幸代が居るので何時も顔は合わせている。
幸代は、笑顔だ。
ジョーケンは、嫌われていないと核心を持った。
何とか話せるチャンスは無いかと思っていたが、チャンスは巡って来なかった。

秋も深まり、文化祭の日がやって来た。
ジョーケンは、相変わらず白球を追って走り回っていた。
文化祭の日は、幸代と美子は絵画サークルに居た。
美子が、練習の休みに見に来いと言っていたのを思い出し教室を覘いて見た。
教室では、丸く座って花のデッサンをしていた。
何でも、美術部の先生の指導で良い作品は市のコンクールに出展するらしい。
幸代も一生懸命、描いていた。
しかし、正面から見た時にジョーケンはハッとしてある一点に目が行った。
幸代のスカートの中が、丸見えなのだ。
純白の清潔なパンティーが、丸見えなのだ。
野球のバットで殴られた様な感じの衝撃を受けた。
如何しよう。
もっと見て居たいけど、他の生徒も見てしまう。
ジョーケンは、美子を呼んで幸代のパンティが丸見えだと告げた。
美子も確認して、幸代に言いに行った様である。
ジョーケンは、その前に教室を出てグランドに向かっていた。
頭が熱い。
速く、トイレへ行って抜かないと。
訳の判らないジョーケンだった。

つづく


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