SSブログ

昭和40年代の中学生 第8話 [青春小説]

第8話

☆新任美人女教師

我が野球部は、夏の大会はあっけ無く2回戦で敗退し3年生は引退と成った。
新チームは、秋の大会に向けて夏休みも無く練習の日々である。
2年生部員が9名で、1年生は10名である。
2年生には、どう逆立ちして見ても私より下手糞な部員が3人は居る。
レギュラーに成るチャンスは大で有るが、そこは上級生が優先である。
我がジョーケンは、サードとセカンドとピッチャーをやる事と成った。
試合に出るなら、セカンドが有力だ。
肩が強いので、外野も行ける。
バッティングは、得意である。
打つことに掛けては、天才的だ。
しかし、余り目立つと2年生に虐められる。
適当に練習をする事とした。

この頃は、意外と勉強も頑張っていた。
小学校の時は、勉強しなくても出来たのに中学では徐々に落ちて行った。
そんな中で、英語だけは頑張った。
小倉先生という、大学出たばかりの新任女性教師だった。
この授業は、本当に楽しかった。
大して美人では無かったが、兎に角大人の色気ムンムンだ。
一度、先生の下宿先へ遊びに行った事がある。
友達と二人で行ったのだが、障子を座って開けたりおしとやかだった。
夏の暑い日で、タンクトップ姿だった。
色々、楽しい会話をしていたが先生の恋人の話に成った。
どうやら、遠距離恋愛の様だ。

先生の恋人も野球をしていると言っていた。
私と似ているような事も、言っていたと思う。
仮想恋人として、可愛がって欲しかったがそれ以上の事に発展はしなかった。
しかし、思わぬ所で体が密着した事が有る。
秋の、東京オリンピックを学校でテレビ観戦しながらマラソンを応援していた。
最後に円谷選手がイギリスのヒートリー選手に抜かれる瞬間の、「頑張れーっ」の合唱は学校中が揺れた気がする。
気が付くと、小倉先生と抱き合って飛び跳ねていた。
こんな幸せな時間は、二度と来ないかも・・・・・
思わず、ジュニアは怒り心頭だった。
トイレに駆け込み、収めるのに時間は掛からなかった。
その日は、夜にも2回ほど行かせて戴いた。
若い時は、元気である。

直ぐに回復してしまう。

つづく


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。