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昭和40年代の中学生 第6話 [青春小説]

第6話

☆回転禁止の青春

若奥様のおっぱいは、強烈だった。
何時までも、忘れない。
一度は、触ってみたいものだ。

♪俺の選んだこの道が、回り道だと言うのかい♪
♪人の真似して行くよりも、これで良いのさ、このまま行くさ♪
♪ゴーゴーゴッ・・・・・・・♪
回転禁止の青春

目方まこと改め、美樹克彦が熱唱して売れてます。
友人の哲夫がファンクラブに入って、追っかけを始めていた。
頼まれて、回転禁止の標識がプリントされたTシャツを5枚も買わされてしまった。
1枚を教室の隣の席に座っている恵子に、あげてしまった。
これが大問題に成ってしまうのだ。

噂は、簡単に広まった。
ジョーケンは、恵子が好きなんだ。
3日も立たないうちに、ジョーケンの耳にも入って来た。
別に恵子が好きでもないけど、嫌いでもない。
ただ、恵子は哲夫と付合っていた。
とうとう、哲夫から呼び出しがかかった。
呼び出しは、定番の体育館の裏である。
野球の練習前に寄った。
5人ほど居たが、殴られる事は無いだろうと思って行った。
怖い顔してる。
「お前は恵子が好きなんか」
「嫌いじゃないけど、好きだと言う感情はお前ほどは無い」
「ホントか?」
「俺は美好が好きだ」
「本当に、本当だな!何故、Tシャツを恵子にやったのだ」
「お前がやらんからや」
こんな会話で、喧嘩には成らなかったが、噂は怖い。

美好も、顔を会わせてもそっぽを向いて無視された。
淑子にいたっては、
「頑張って」
何て励まされてしまった。

後4枚もTシャツを持っているのに、どうした物か。
兎に角、美好にも1枚渡して、淑子にも渡すか。
そうすれば、噂も消えるだろう。

♪美好ちゃん、遅くなってごめんね♪
♪美好ちゃん、遅くなって・・・・♪

しかし、暫くおとなしくしていた方が良いかも。
俺のスケベ心は、心の奥深くしまう事と成った。
寂しい中学生活だ。
野球に専念する事としたが、そう長くは続かない。

つづく
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